マルコ・プレンチペ総領事は神戸にある国立研究開発法人「理化学研究所」計算科学研究センターを訪問し、松岡聡センター長が同センターの活動や使命について詳しく説明して下さいました。
「理化学研究所」計算科学研究センター(R-CCS)はIT分野での高いパフォーマンスを誇る世界的リーダーとして、「計算の 計算による 計算のための科学」を旗印に掲げている。研究成果、つまりオープンソースソフトウェアなどの技術は、同センターの中核となる強みである。R-CCSは世界規模での基礎能力を向上させテクノロジーを発展させるべく努めています。世界一の性能を誇るスーパーコンピューター「富嶽」を富士通と協力して開発しました。「富嶽」は新型コロナウイルス対策においても活用され、治療やウイルス感染の抑制に画期的な成果を上げました。「富嶽」は2021年3月から本格運用が開始され、データ処理能力の大幅な向上やビッグデータやAIといった他のITエコシステムとの相乗効果をもたらしました。
R-CCSでは2012年から2019年までは前身のスーパーコンピューター「京」が運用されており、
大学研究機関だけにとどまらず産業界からも世界をリードする科学・工学分野の目覚ましい成果がもたらされました。