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イタリアデザインデー「大阪からミラノ そして再び大阪へ」

イタリアンデザインデー公式動画は以下からご覧になれます

https://www.youtube.com/watch?v=s8H9ahZ6SBs

在大阪イタリア総領事館が主催したイベントで、デザイナー、建築家、学者、企業の代表者、経済・金融関係者など120名を超えるゲストを前に、2020年と2011年にそれぞれコンパッソドーロ賞(生涯功労賞)を受賞したジルダ・ボヤルディ女史と喜多俊之氏が講演を行いました。

日本とイタリア両国で長年にわたって発展してきたデザインの歴史は、一見異なる文化圏でありながらも、職人技と産業ノウハウにおける厳格な美的規範を共有しているユニークな関係を物語っています。ボヤルディ女史は、イタリアのインテリアデザイン雑誌「インテルニ」の編集長であり、ミラノのフオーリサローネの創設者として、「インテルニ」が主催する重要な国際展示会に焦点を当て、特に日本の建築家やデザイナーのプロジェクトを取り上げました。その一方で、国際的に著名なデザイナーである喜多俊之氏は、イタリアとの単なる文化的なつながりにとどまらない特別な内面的結びつきを振り返りつつ、過去50年間の日本・イタリア・世界のデザイン史に残る重要な作品の数々を紹介しました。

在大阪イタリア総領事マルコ・プレンチペは、イタリアと日本の関係においてデザインと創造性が果たす重要な役割を強調し、「来る2025年の大阪万博へのイタリアの参加は、デザイン分野においても、すでに両国間にある素晴らしい関係をさらに強固にする機会となる」と期待を込めました。また、プレンチペ総領事は、「ミラノと大阪は1981年に姉妹都市を提携して以降、文化の豊かさと多様性、歴史的遺産の素晴らしさと奥深さ、そして産業のダイナミズムで活発な交流を推進してきました」と振り返りました。

イタリアデザインデーは「啓蒙するクオリティ:人々と環境のためのデザインの活力 」をテーマに開催されましたが、2023年4月18日から23日まで行われる、家具・デザイン業界にとって世界的に重要なイベントの一つである第61回ミラノサローネの開催予定についても告知案内がなされました。また、照明と照明技術に関するイベント、Euroluceもミラノで同時に開催される予定になっています。